「現在予約を電話で受け付けているけれど、対応の手間を減らしたい」
「LINE公式アカウントで予約できるようにしたいけれど、どうやってやるの?」
「LINEで予約」は「LINE」上で簡単に予約ができるサービスです。
本記事では「LINEで予約」でできることや導入方法と注意点について解説します!
「LINEで予約」を使用しない予約方法もご紹介しますので、本記事を読めば、自社にあったLINE公式アカウントを活用した予約方法がわかるようになります。
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目次
「LINEで予約」を活用すべき理由
現在「LINEで予約」は、ぐるなびなど連携サービスに登録している飲食店が利用できます。
飲食店が「LINEで予約」を活用すべき大きな理由は以下の3つです。
ユーザー数が多く誰でも使いやすい
ユーザー数が多いLINE上で予約できる「LINEで予約」は、誰でも使いやすいサービスです。
LINEの月間アクティブユーザー数は9,600万人以上で、この数は日本の人口の約8割になります。
(アクティブユーザーとは、実際にその月にアプリを利用したユーザーのことです)
年代も10代から65歳以上と幅広い人が日々LINEを利用しているので、「LINEで予約」はどの年代にとっても使いやすいサービスになっています。
少ない手順で済み次の予約につなげやすい
(画像引用元:LINEで予約)
「LINEで予約」からの予約なら、少ない手順で済むため次の予約につなげやすくなります。
「LINEで予約」を利用する場合、予約したいお店のLINE公式アカウントのトークルームやプロフィールを開けば、すぐに予約できるからです。
お店のWebサイトやグルメサイトから予約する場合は、まずお店のWebサイトやグルメサイトを検索してアクセスし、その後サイトの中から予約できる部分を探す手間があります。
「お店のWebサイトにアクセスしたけれど、グルメサイトからしか予約できなかった」「お店のSNSを見ているけれど、予約方法がわからない」と困るケースも少なくありません。
「LINEで予約」であれば日頃使用しているLINEから簡単に予約が可能なので、予約に手間がかかるお店より予約されやすくなります。
『LINEで予約』『LINEで予約お知らせ』のアカウントから再予約が可能
一度「LINEで予約」を利用したお店は『LINEで予約』『LINEで予約お知らせ』の2つの公式LINEアカウントから再予約が可能です。
「LINEで予約」を利用して予約すると、『LINEで予約お知らせ』という公式LINEアカウントから通知メッセージが届きます。
この『LINEで予約お知らせ』のアカウントからは過去の予約一覧が確認でき、一覧から利用したいお店を選ぶと再予約できます。
『LINEで予約』の公式LINEアカウントもあり、このアカウントからも同じように過去の「LINEで予約」の確認、再予約が可能です。
予約時の細やかな手配もしやすい
「LINEで予約」なら細やかな手配もしやすくなります。
電話の予約と比べて聞き間違いやメモし忘れることがないため、細やかな手配をしてもミスする可能性が大きく減るからです。
日時・人数・プランの手配はもちろん、要望・コメント記入欄があるので、子ども用イスの準備など個別対応の手配もできます。
「LINEで予約」で何ができる?
「LINEで予約」でできる動線設計や施策について、具体的に解説します!
プロフィールからそのまま予約
(画像引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) LINEで予約マニュアル)
「LINEで予約」を利用すれば、プロフィールからそのまま予約フォームに誘導できます。
プロフィールに「予約する」というボタンが表示されており、そのボタンをタップしてもらうとLINE上で予約フォームが表示されます。
詳しい予約手順は以下の6ステップです。
(6ステップの各画像引用元:行きたいお店をすぐ予約!新機能「LINEで予約」の使い方)
ステップ1:お店のLINE公式アカウントのプロフィールページの【予約する】をタップ
予約したいお店のLINE公式アカウントのプロフィールページを開きます。
LINEで予約の項目が表示されるので【予約する】のボタンをタップします。
ステップ2:予約したい人数・日付・時間を選択後【プランを選択】をタップ
予約フォームが表示されたら、予約したい人数・日付・時間を選択します。
下部に表示された現在選択している内容を確認してから、下部右側にあるプランを選択をタップしましょう。
ステップ3:予約したいプランをタップ
コースリストが表示されるので、予約したいプランをタップします。
ステップ4:連絡先を入力して【予約を確定する】をタップ
予約内容が表示されるので、確認後、問題がなければ連絡先の名前・メールアドレス・電話番号を入力します。
要望やコメントがある場合にもこのページで入力します。
子どもイスの準備やアレルギー対応などご要望・コメント欄に記入してほしい事項がある場合には、プランの内容や公式LINEアカウントのメッセージなどであらかじめ伝えておくのもおすすめです。
連絡先、要望やコメントを記入し終えたら【予約を確定する】をタップします
ステップ5:予約完了画面を確認する
予約が確定すると予約完了画面が表示されるので、予約内容が間違えていないか確認しましょう。
ステップ6:『LINEで予約お知らせ』のLINE公式アカウントからの通知を確認する
予約が確定すると『LINEで予約お知らせ』のLINE公式アカウントから通知が届きます。
複数の飲食店を予約している場合や、予約したお店がうっかりわからなくなってしまった場合など、『LINEで予約お知らせ』から現在の予約状況が確認できるので便利です。
トークの自動応答で予約
(画像引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) LINEで予約マニュアル)
「LINEで予約」の予約フォームは自動応答機能でも送信できるので、効率的に予約フォームに誘導できます。
LINE公式アカウントを友だち追加した時に自動で予約フォームを送信するには、あいさつメッセージに設定しましょう。
「予約したい」などユーザーが指定したキーワードを含んだメッセージを送ってきた時に送信するには、自動応答メッセージに設定します。
スタッフの対応の手間を減らすだけでなく、ユーザーも待たずに予約できるため、顧客満足度の向上やタイムラグによる心変わり防止にも効果的です。
それぞれのメッセージの設定方法については【【初心者編】LINE公式アカウントの全機能使い方徹底ガイド!解説から分析まで | Number2】の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
1対1のチャットで予約
(画像引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) LINEで予約マニュアル)
1対1のチャットからも「LINEで予約」の予約フォームを送信できます。
問い合わせしてくれたユーザーに対して予約を促す場合は、プロフィールページに移動してもらったり、リッチメニューをタップしてもらうよう促したりするより、チャットで送信した方が丁寧な印象を与えます。
ユーザーとの信頼関係構築のためにぜひ利用したい機能の一つです。
リッチメニューに設置
(画像引用元:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) LINEで予約マニュアル)
リッチメニューをタップした時に起こせるアクションに「LINEで予約」を設定できます。
リッチメニューなら常にトークルームに表示できるので、ユーザーが予約したい場合にすぐに予約できます。
リッチメッセージ・カードタイプメッセージで予約
リッチメッセージやカードタイプメッセージをタップすることでも「LINEで予約」を利用できます。
キャンペーンを行う時には、通常より大きな画像で目を惹くリッチメッセージの活用が効果的です。
そのリッチメッセージをタップして予約できるようにすることで、興味関心を惹いてから予約までの導線がスムーズになります。
カードタイプは新メニューやプラン紹介など複数の項目を横並びで表示できるので、検討中から予約までの導線がスムーズになります。
予約したお店を友だちにシェア
「LINEで予約」では、予約完了画面や予約確認画面から簡単に友だちに予約内容をシェアできます。
確実に予約時間やお店の住所など予約内容が共有できるので、複数人の予約の時に非常に便利です。
飲み会では幹事の手間を減らせるので、忘年会シーズンのキャンペーンで「当店をLINEで予約すれば、予約内容を簡単にお友達にシェアできます!」とアピールするのもおすすめです。
予約内容の確認・キャンセル
「LINEで予約」でした予約は、LINE上で確認・キャンセルもできます。
簡単に確認・キャンセルができるため、当日の無断キャンセルのリスクも減少します。
「LINEで予約」を利用した予約数・来店数などの確認
飲食店側で「LINEで予約」を利用するメリットの1つが「LINEで予約」を利用した予約数・来店数などの確認が簡単にできることです。
LINE公式アカウントの分析から確認できるので、「LINEで予約」が活用できているかどうかの分析や改善のための施策がしやすくなります。
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「LINEで予約」を導入する手順
では「LINEで予約」を活用したい場合、どのようにすれば良いのでしょうか?
「LINEで予約」を導入する手順を詳しく解説します!
LINE公式アカウントを作成する
まずはLINE公式アカウントを作成します。
LINE公式アカウントはコチラ(https://www.lycbiz.com/jp/)から無料で開設可能です。
LINE公式アカウントの解説・設定手順は【【初心者編】LINE公式アカウントの全機能使い方徹底ガイド!解説から分析まで | Number2】で解説していますのであわせてご覧ください。
連携パートナーのアカウントと紐づける
「LINEで予約」を利用できる連携パートナーと紐づけます。
現在連携可能な連携パートナーは以下のサイトです。
- idea;record
- ebisol
- ぐるなび
- LINEヤフー
- ヒトサラ
- Retty
連携方法は連携パートナーによって異なるため、パートナー側の手順に従って手続きを行います。
「LINEで予約」の利用料金についても、連携パートナーによって異なります。
例えば、LINEヤフーの場合は【Yahoo!リザベーションマネージャー】のページから申し込み、審査完了後から利用可能です。
基本料金は0円ですが、有料オプションをつけられます。
詳しくは連携パートナーWebサイトか【LINEで予約】のページをご覧ください。
【連携パートナーのアカウントがない場合】外部URLへ誘導する
連携パートナーのアカウントがない場合は、外部のURLへ誘導します。
連携パートナーのアカウントがないと「LINEで予約」が利用できず、外部の予約サービスを利用する必要があるからです。
外部の予約サービスにはSTORES予約やAirリザーブなど様々な種類があります。
現在利用している予約サービスがある場合にはそのサービスのURLへ誘導しましょう。
新しく予約サービスの導入を検討する場合は、外部の予約サービスを利用するのではなく、LINE公式アカウントの拡張ツールの導入もおすすめです。
拡張ツールについては本記事下部の[LINEの予約管理を効率化するならツールが必要]で解説していますのでそちらをご覧ください。
「LINEで予約」も外部サービスを利用せずにLINE公式アカウントで予約を受け付ける方法
「LINEで予約」も外部サービスも利用せずにLINE公式アカウントから予約を受け付ける方法は、主に以下の2つです。
- LINEコールを利用する
- 1対1のチャットを利用する
LINEコールはユーザーから通話・ビデオ通話をLINE公式アカウントにかけられる機能です。
ユーザーも企業も通話料無料で通話できますが、企業側からはLINEコールを利用できないので注意が必要です。
LINEコールなら通常の電話予約と同じようにLINE公式アカウントでも予約を受けられます。
1対1のチャットでも予約を受け付けられますが、手動で対応する必要があります。
チャットはユーザーからメッセージを送ってもらえないと使用できないなどいくつか注意点もありますので、チャットで予約の受け付けをしようと考えている方は【LINE公式アカウントのチャットの仕組みと活用方法について解説!】の記事もぜひご覧ください。
LINE公式アカウントから予約フォームに誘導する
LINE公式アカウントから「LINEで予約」を利用できるようになったら、予約フォームに誘導するための導線設計をしましょう。
常時表示:プロフィール・リッチメニューに予約ボタンを設置する
常に予約を受け付けるなら、プロフィール・リッチメニューに予約ボタンを設置しましょう。
プロフィール・リッチメニューなら常時表示されているため、ユーザーが予約したいと思った時にすぐ予約できます。
自動表示:自動返信機能で予約フォームに誘導する
ユーザーが特定のアクションを起こした時に予約を促したいなら、自動返信機能で予約フォームに誘導するのがおすすめです。
友だち登録した時ならあいさつメッセージに、特定のキーワードを含むメッセージを送信してくれた時なら自動応答メッセージに予約フォームを送信するよう設定します。
例えば、あいさつメッセージで友だち登録クーポンと同時に予約フォームを送信すれば、クーポン使用率も予約数も向上が期待できます。
自動応答メッセージなら『予約したい』『予約方法』などのキーワードが送られたときに予約フォームを送信できれば、ユーザーの購買意欲が上がったチャンスを逃しません。
個別誘導:トーク形式で予約を進める
1対1のチャットでも予約フォームの送信ができるので、トーク形式で予約を進めることも可能です。
例えば「サプライズの花束を預かってもらえますか?」の質問に対して「大丈夫です。ご予約時にご要望・コメント欄に花束のお預かりがあること、預けにいらっしゃる時間帯をご記入ください。」と回答と同時に予約フォームを送信すれば非常にスムーズです。
ユーザーも丁寧に対応してもらえたという印象が残りやすくなります。
【要注意】「LINEで予約」だけでは不十分なケース
LINE上で予約できる「LINEで予約」は少ない手順で予約できて便利ですが、「LINEで予約」だけでは不十分なケースもあります。
「LINEで予約」だと不十分なケースを解説します。
申込期限の設定ができない
「LINEで予約」は申込期限の設定ができません。
一ヶ月以上前に送信した予約フォームから突然予約が来ることもあります。
期間を限定して予約を受け付けたいケースや、予約が込み合っていて今は予約を制限したいケースなどは「LINEで予約」では対応しきれません。
リマインドの配信ができない
「LINEで予約」にはリマインド配信する機能がありません。
どうしてもリマインドをしたいケースでは、個別にチャットからメッセージを送信する形になります。
これでは対応に手間がかかるうえ、リマインド配信を忘れてしまうリスクも高くなります。
予約数の上限設定ができない
「LINEで予約」だと予約数の上限設定ができません。
「この日は〇人予約が入ったら自動で予約の受け付けを終了したい」などの細やかな設定ができないので、お店の規模や運営状況によっては「LINEで予約」では予約を受け付けるのが難しいでしょう。
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LINEの予約管理を効率化するならツールが必要
「LINEで予約」は現在連携パートナーを利用している飲食店でしか利用できません。
申込期限の設定やリマインド配信など利用できない機能もあります。
LINEの予約管理を効率化するなら、CRMツールと呼ばれるLINE公式アカウントの拡張ツールが必要です。
CRMツールのメリットを3つご紹介します。
業種に応じた細かい設定ができる
CRMツールを使えば業種に応じた細かい設定ができるため、ユーザーにとっても企業側にとってもスムーズに利用できる予約システムが構築できます。
例えば、Linyというツールでは「イベント予約機能」「カレンダー予約機能」の使い分けが可能です。
イベント予約機能は決められた日時で定員管理ができるため、単発のセミナーやライブなどイベント予約に適しています。
カレンダー予約機能はカレンダーから空いている日時を指定し、プランや担当者などの設定ができるため、保険相談や美容院などユーザーの予約時間が重ならないようにする予約に向いています。
個別に対応しなくてもスムーズに予約管理ができ、従来の対応に比べて非常に効率的です。
顧客ごとの分析ができる
CRMツールなら顧客ごとの分析ができるようになるので、顧客との信頼関係構築や購買意欲が上がった時のアプローチなど、マーケティングの効率化にも活用できます。
「LINEで予約」では「LINEで予約」を利用した人数の確認などはできますが、個人情報と結びつけることができません。
CRMツールを使用すれば過去の来店回数やタイミング、その時使用したクーポンなどの確認が可能になります。
顧客に合わせたタイミング、内容でメッセージやクーポンの配信ができるので、LINE公式アカウント全体の送信メッセージ通数は絞りながらも、より効果の高い施策を行えます。
目的に合わせて最適なツールを選べる
CRMツールはたくさんの種類があり、目的に合わせて最適なツールを選べます。
LINE公式アカウントで予約を受け付けたいなら、まずは予約管理に特化したツールと、予約管理機能付きのツールを比較してみましょう。
予約管理に特化したツールもある
CRMツールには、LINE上の予約管理に特化したツールがあります。
予約管理に特化したツールのメリットは、充実した入力フォームや決済機能などスムーズな予約ができることと、機能が豊富なツールに比べて利用料金が安いことです。
予約管理に特化したツールは、例えば以下のようなツールがあります。
ツール名 | 月額利用料金 | 使用できる機能 |
リピッテ ビューティー | 月額3,000円~15,000円
+オプション料金 |
|
かんたん予約『ポチコ』 | 月額3,000円 |
|
予約管理機能つきのツールなら売上アップにも!
(画像引用元:LINEで気軽にサブスクリプション導入「サブスクライン」)
予約管理に特化したツールではなく、予約管理機能付きの他のツールなら売上アップにも効果的です。
サブスクラインというCRMツールについてご紹介します。
サブスクラインはホテル予約、会議室予約、イベント予約などどんな業種・業態にもフィットした来店予約機能を備えているCRMツールです。
来店予約の他にも以下の機能が使用できます。
- サブスク(月額制サービス)の申し込み・決済・利用
- EC機能
- 自動AIチャット
毎月一定の金額を支払ってサービスを受けるサブスクは、導入すると継続的な売上が発生するうえ、会員特典で来店にもつなげられると現在飲食店や小売店などでも注目されているサービスです。
サブスクラインなら、サブスクに必要な機能がすべて揃っています。
他にもEC機能や、チャットを自動でAIが返信してくれる自動AIチャット機能など、様々な方向から売上アップの施策が可能です。
サブスクラインは初期費用は0円で導入でき、月々の費用はプランによって異なります。
CRMツールは顧客情報の管理・分析ができるツールや、友だち紹介機能があるツールなど、それぞれ特徴が異なります。
自社にあったCRMツールを選ぶことで、売上アップにつながります。
「LINEで予約」を活用して効率化&リピート率アップ!
お店側もユーザーも手間をかけずに予約できる「LINEで予約」を活用して、効率化&リピート率をアップさせましょう!
「LINEで予約」が利用できない、もしくは「LINEで予約」だと不十分だと感じる方には自社に合ったCRMツールの導入がおすすめです。
CRMツールはたくさんあり、それぞれに得意なことが違います。
Number2では30種以上のCRMツールから貴社に合わせた最適なツールの選定・構築を行います。
CRMツール選びに悩んだらぜひNumber2にご相談ください。
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