【企業向け】LINE公式アカウント運用完全ガイド！成功のコツや事例を紹介

「LINE公式アカウントの運用は何から始めれば良い？」

「LINE公式アカウントを使い始めてみたけれど、なかなか成果が出ない……」

LINE公式アカウントの導入を考えている、または導入しているけれど運用方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

本記事ではLINE公式アカウントの運用について、運用前の準備から成功させるコツまで徹底的に解説します！

本記事を読めば、成果につながるLINE公式アカウントの運用方法が分かるようになるので、ぜひガイドとしてご活用ください。

ビジネスにLINE公式アカウント運用が大切な理由

ビジネスにおいて、これからはLINE公式アカウントをどれだけ活用できるかが重要です。

すでに現在63.6%もの企業がマーケティングにLINE公式アカウントを活用しています。

なぜビジネスにおいてLINE公式アカウント運用が大切なのか、理由を詳しく解説します！

お客様とリアルタイムにやり取りできる

LINE公式アカウントなら、お客様とリアルタイムにやり取りができます。

ユーザーはLINEを日頃から利用しているため、LINE公式アカウントからのメッセージに気付きやすく、メルマガなど他のツールに比べて開封・反応が早いという特徴があるからです。

チャット機能を使用した問い合わせ対応も、メールに比べると短時間でスムーズにやり取りが可能です。

LINE公式アカウントのお客様とリアルタイムでやり取りできる特徴は、集客にとっても、もちろんお客様の満足度にとっても大きなメリットになります。

小売店が人気商品の宣伝をするケース

リアルタイムにやり取りできることで集客にどんな影響があるか、小売店が人気商品の宣伝をするケースを例に解説します。

メルマガで人気商品の宣伝をした場合、以下の理由からユーザーの来店意欲が下がることがあります。

• メルマガに気付いたのが遅かったので、もう在庫がないかもしれないと不安になる
• 商品について質問したいが、メールを送るのも電話をするのも面倒

LINE公式アカウントで人気商品の宣伝メッセージを配信すれば、以下の理由から購買意欲が高い状態をキープでき、来店につなげられます。

• メッセージにすぐ気付くので在庫不足への不安が減る
• 商品紹介を見ているトークルームからそのままチャットで気軽に商品について質問ができる

メルマガよりも開封率が高い

LINE公式アカウントのメッセージ開封率は、メルマガの約6倍と非常に高く、より多くのユーザーにメッセージを届けることができます。

メルマガは「メールを普段利用していない」「未開封のメールが多いのでまぎれてしまう」「未開封でも気にならない」などの理由から、開封率が11.2%です。

LINE公式アカウントはユーザーが日頃から使っているLINEアプリにメッセージを配信するので、「通知に気付いてもらいやすい」「未読通知があると落ち着かないのですぐにメッセージは開封する」などの理由で開封率が65.5%にものぼります。

メッセージはまずは開封してもらえないと意味がありません。

メルマガより開封率が高いLINE公式アカウントは、メルマガより運用の成果が出やすいといえます。

効率的にマーケティングができる

LINE公式アカウントは効率的にマーケティングができるツールです。

マーケティングの集客や顧客育成、販売など様々な段階で、自動化できる機能がLINE公式アカウントには備わっています。

DRMの各段階を例に、自動化できる機能についてご紹介します。

DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)とは、見込み客(興味関心がある顧客)に対して直接アプローチするマーケティングの方法です。

このDRMは、アプローチの段階を①集客②育成③販売の3つに分けています。

LINE公式アカウントならこの3段階すべての段階で自動化や効率化が可能です。

①集客の効率化

DRMにおける集客とは、見込み客のリスト化です。

商品・サービスに興味関心はあるけれど、まだ購入にはいたらない顧客をリスト化します。

名刺交換の場合、名刺の名前・メールアドレスなどをパソコンで入力してデータ化する手間があり、そのデータの管理ツールも必要です。

LINE公式アカウントでは友だち追加用のQRコードを読み取ってもらうか、友だち追加用URLにアクセスしてもらうだけで友だち追加登録ができ、リスト化が完了します。

友だち追加後は他に何も作業しなくても、LINE公式アカウントからメッセージやクーポンの配信が可能です。

ただし、友だち追加しただけではメッセージやクーポンの配信はできますが、1対1のチャットを送ることはできないので注意しましょう。

チャットを送れるようにするには、何かしらユーザーからメッセージを送ってもらう必要があります。

②育成の効率化

DRMの育成とは、顧客との信頼関係構築や、関係を継続し続けることをいいます。

LINE公式アカウントなら、ステップ配信や自動応答機能で育成の効率化ができます。

ステップ配信とは、友だち追加登録から設定した日数ごとに異なるメッセージを送れる機能です。

以下のように使用できます。

• 友だち追加3日後にアカウントや店舗、商品などの紹介をする
• 友だち追加2週間後にフォローアップをする
• 友だち追加1ヶ月後にクーポンを配布して来店を促す

自動応答機能は、ユーザーから送られてくるメッセージのキーワードから自動返信する機能です。

よくある質問や営業時間などを設定しておくと、ユーザーの疑問をすぐに解決することができ、信頼感や安心感につながります。

③販売の効率化

DRMの最後の段階は販売ですが、LINE公式アカウントならリッチメニューからECサイトや予約サイトにリンクを貼って販売の効率化ができます。

リッチメニューとは、トークルームの下部に常時表示できる、大きな画像を使用したメニューです。

そこにECサイトや予約サイトへのリンクを貼っておけば、ユーザーの購入意欲が高まった時に、企業からメッセージ送信しなくてもリンク先に遷移してもらえます。

チャット機能で予約、購入の申し込み受け付けも可能です。

CRMツールという拡張ツールを使用すれば、LINEのアプリ内で予約や商品購入もできるようになるので、LINEでの販売の効率化を強化したい場合にはCRMツールの導入もおすすめします。

様々な業種で自由度の高い運用ができる

LINE公式アカウントなら様々な業種で自由度の高い運用ができます。

LINE公式アカウントに備わっているメッセージやクーポン、プロフィール表示などの機能は様々なカスタマイズが可能です。

例えば、メッセージは以下の10種類から選ぶことができます。

• テキスト
• 写真
• リッチメッセージ
• カードタイプメッセージ
• 動画
• クーポン
• リッチビデオメッセージ
• スタンプ
• ボイスメッセージ
• リサーチ

プロフィールには「お知らせ」「アイテムリスト」「よくある質問」など13ものパーツがあり、業種や顧客のニーズにあわせて自由に組み合わせできます。

業種に合わせた各機能の活用例をご紹介します。

①ネイルサロンのケース

• 画像を横並びで表示できるカードタイプメッセージで季節におすすめのネイルを紹介
• サロン内の様子を動画で配信してユーザーの安心感、信頼感につなげる
• チャット機能から予約を受け付け

②飲食店のケース

• テイクアウトの注文方法・受付方法をプロフィールに表示
• リッチメッセージで新メニューを紹介
• 「雨の日限定20%割引クーポン」を配信

③BtoB企業のケース

• 「プロフィールによくある質問を表示」「ユーザーのメッセージに含まれるキーワードに応じて自動で返信する自動応答機能」を使用して対応コストを削減
• 顧客ニーズ把握のためにアンケートを実施
• 「2回目セミナー参加時1000円キャッシュバッククーポン」を配信

お客様の行動やニーズを把握しやすい

「どんなメッセージがユーザーに多く閲覧されているか」「一番多く使用されたクーポンは何か」などのデータが確認できるLINE公式アカウントは、お客様の行動やニーズを把握しやすいツールです。

LINE公式アカウントには分析機能があります。

分析機能ではメッセージやクーポン、プロフィールやリッチメッセージなどの表示された数、クリックされた数が確認可能です。

他にも、どこから友だち追加をしたかわかる友だち追加経路機能や、アンケートが実施できるリサーチ機能などもあります。

LINE公式アカウントで得られたお客様の行動やニーズについての情報は、LINE公式アカウントの運用はもちろん、商品やサービスの改善にも活用できます。

LINE公式アカウントを運用する前に用意すべきこと

LINE公式アカウントは闇雲に運用しても成果を出すことはできません。

LINE公式アカウントを運用する前には、以下の3つの用意をする必要があります。

運用の理由と目的を明確にする

まずはLINE公式アカウントの運用の理由と目的を明確にしましょう。

運用の理由と目的によって、LINE公式アカウントで行うべき施策は変わってきます。

例えば目的がECサイトの売上増加の場合、LINE公式アカウントの運用では、見込み客との信頼関係構築や、購入のきっかけ作りがメインになります。

施策としては、商品の口コミ紹介やセール情報・クーポンの配信などを行うと効果が出やすいでしょう。

LINE公式アカウントの運用目的を顧客対応のコストを減らすことにするなら、以下のような施策が有効です。

• プロフィールによくある質問を表示
• ユーザーのメッセージに含まれるキーワードに応じて自動で返信する自動応答機能の活用
• 電話予約でなくLINEで予約を受け付ける

以上のようにLINE公式アカウントの施策は、運用の理由と目的にあわせて行うことで成果につながりやすくなります。

配信内容や方向性を決める

LINE公式アカウントの運用の理由と目的にあわせて配信内容や方向性を決めましょう。

配信内容や方向性が途中でブレてしまうと、ユーザーが違和感を感じたり、友だちでいるメリットを感じなくなったりしてしまうことがあります。

企業のマスコットキャラクターが対応している設定のLINE公式アカウントを例に考えてみましょう。

それまで「～にゃん」など可愛らしい言葉づかいの配信をしていたのに、突然業務的な言葉づかいの配信内容に変わってしまったらどうでしょうか？

マスコットキャラクターが可愛いと思って友だち追加していたユーザーは、ガッカリしてブロックしてしまうかもしれません。

もちろん運用しながら顧客のニーズにあわせて配信内容や方向性を変えることもあります。

それは最初に配信内容や方向性を決めたからこそ「こっちではなかった」と判断することができるのです。

悩んでいる場合もあやふやなままは始めず、配信内容や方向性をしっかり決めてから運用を始めましょう。

運用体制や担当者を決める

運用体制や担当者を決め、さらに決めたことをマニュアルなどで明文化しておきましょう。

どの担当者が対応しても同じように運用し、対応漏れの無いように運用しなければいけません。

以下の内容については運用担当する人全員が共通認識としてもち、マニュアルなどを用意して随時確認できる環境を整えておくのがおすすめです。

• 運用の理由と目的
• 配信内容や方向性
• 配信・チャット対応のトンマナ(トーン&マナー)
• 配信までのフロー(チェック体制)

LINE公式アカウントの運用を始める方法

成果を出すLINE公式アカウントの運用には、基本的な流れがあります。

LINE公式アカウントの運用は以下の方法で始めるのがおすすめです。

LINE公式アカウントを開設する

まずはLINE公式アカウントを開設します。

LINE公式アカウントは無料で、コチラ(https://www.lycbiz.com/jp/)から開設可能です。

LINE公式アカウントを開設するには、先にLINEビジネスIDを作成します。

LINEビジネスIDはLINEアカウントかメールアドレスで作成できます。

仕事で自分のLINEアカウントを利用したくない場合などはメールアドレスで作成するのがおすすめです。

LINE公式アカウントが開設できたらアカウントの基本情報やプロフィールなどを設定していきます。

詳しい設定内容・設定方法については【【初心者編】LINE公式アカウントの全機能使い方徹底ガイド！解説から分析まで | Number2】の記事で解説しているのであわせてご覧ください。

友だちの数を増やす

LINE公式アカウントの開設、設定ができたら友だちの数を増やす施策を行います。

LINE公式アカウントのメッセージやクーポンは友だち追加したユーザーにしか配信できないため、友だちの数が増えないと、いくらLINE公式アカウントを運用しても成果につながりません。

LINE公式アカウントの友だちを増やすには、店頭などローカルで行う施策と、SNSなどオンラインで行う施策があります。

①店頭などローカルで行う施策(友だち追加QRコード)

店頭などローカルでは、友だち追加QRコードを読み取ることで友だち追加をしてもらえます。

ローカルで行える施策には以下のような例があります。

• 見られることが多いレジ横に掲示する
• 「友だち追加で10%割引」などその場で使える特典を用意する
• 店頭や飲食店のテーブルなどユーザーが登録しやすいタイミングで登録できるよう様々な場所に掲示する

②SNSなどオンラインで行う施策(友だち追加URL)

オンラインでは友だち追加URLにアクセスすることで友だち追加が可能です。

SNSやWebサイトを訪れているユーザーは、LINE公式アカウントに登録しなくてもある程度の情報をSNSやWebサイトで得られています。

LINE公式アカウントに登録したいと思ってもらえるよう、LINE公式アカウントだけで得られる情報やクーポンなど、LINE公式アカウントに登録するメリットを伝えることが重要です。

魅力的なコンテンツを配信する

LINE公式アカウントの友だちで居続けてもらうためには、魅力的なコンテンツの配信が重要です。

魅力的なコンテンツを配信し続けることで、ユーザーに「このLINE公式アカウントを友だち追加していて良かった」と感じてもらえます。

LINE公式アカウントで魅力を感じてもらいやすいのは以下のようなコンテンツです。

• キャンペーンやクーポンなどのお得情報
• 新メニュー・新作アイテムの紹介
• 自社製品・サービスの活用方法

どんな配信が魅力的に感じるかは、ユーザーによっても異なります。

LINE公式アカウントのデータなどからユーザーのニーズを把握し、ニーズに合った配信をすることでより多くのユーザーにとって魅力的と感じてもらえるようになります。

ユーザーの反応を確かめて改善しながら、魅力的なコンテンツの配信をしていきましょう。

データを分析して施策に生かす

LINE公式アカウントでは様々なデータを取得できるので、そのデータを分析して施策に生かすことが成果につながります。

データは主に分析機能から確認できます。

分析機能ではメッセージの閲覧率やクリック率、動画の再生数、リッチメニューのクリック数などのデータが確認可能です。

クリック率の高いメッセージの特徴、クリック率の低いメッセージの特徴などを分析すれば、反応率の良いメッセージの傾向がみえてきます。

LINE公式アカウントで取得できるデータを分析し、メッセージやクーポンの内容の改善、配信頻度や時間の見直しなどLINE公式アカウントの施策に生かしていきましょう。

LINE公式アカウント運用を成功させる7つのコツ

「LINE公式アカウントを運用してみたけれど、あまり成果が出ない……」

「もっとLINE公式アカウントを活用できる方法はないかな？」

LINE公式アカウントを運用していても、なかなか成果につながらないケースがあります。

そんな時に実行してほしい、LINE公式アカウント運用を成功させる7つのコツをご紹介します！

友だち追加しやすい環境を作る

運用の効果を高めるためには、まず友だち追加しやすい環境を作りましょう。

友だち追加数が増えないと悩んでいる場合、友だち追加しにくい環境になっているかもしれません。

友だち追加についての施策をするならぜひ活用したいのが、友だち追加経路機能です。

友だち追加経路機能を使うと、どのQRコードやどのURLから何人が友だち追加したのかというデータを確認できるようになります。

例えば、オンラインの友だち追加登録が少ないとわかった時には、SNSやWebサイトからLINE公式アカウントの登録までの導線を見直してみましょう。

友だち追加経路機能を使用してどの経路が追加されにくいかを把握し、その改善策を試していくと、より友だち追加しやすい環境が作れるようになります。

友だち追加機能の使用方法について詳しくは【【初心者編】LINE公式アカウントの全機能使い方徹底ガイド！解説から分析まで | Number2】の記事で解説しているので興味のある方は是非ご覧ください。

InstagramからLINE公式アカウントの友だち追加までの導線改善例

改善前：

• Instagramから直接LINE公式アカウントの友だち追加URLへのリンクはハイライト機能に保存されている過去のストーリーからのみ
• InstagramのプロフィールURLはWebサイトやECサイトなど複数のリンクが一覧になってるリンクページを設定

改善後：

• プロフィールURLを友だち追加URLに変更
• LINE公式アカウントのリッチメニューでWebサイトやECサイトなどへのリンクを表示

アンケート機能を活用する

LINE公式アカウントにはアンケート機能があります。

アンケート機能を活用して、ユーザーのLINE公式アカウントや商品・サービスへのニーズ、不満、疑問などを把握して施策に生かしましょう。

アンケートはリサーチ機能とアカウント満足度調査の2つがあります。

それぞれのアンケートでできることを知り、目的に応じて使い分けましょう。

リサーチ機能

リサーチ機能では「年齢」「性別」「居住地」の3つのユーザー属性の質問と、自分で質問事項を入力する自由形式の質問が可能です。

自由形式の回答方法は、こちらが入力した項目を選んでもらう単一回答か複数回答、もしくは自由に記入してもらう自由回答があります。

自由回答は認証済アカウントでのみ利用できます。

認証済アカウントについては【LINE公式アカウントの認証済アカウントを解説！プレミアムとの違いや審査手順は？ | Number2】をご覧ください。

アカウント満足度調査

90日間に一度、アカウント満足度調査ができます。

アカウント満足度調査はメッセージ通数に含まれないので、無料で配信可能です。

アカウント満足度調査にはNPS®というスコアを使用して調査します。

満足度を数値で表せるので、前回との比較がしやすく、ユーザーの満足度の変化に気付くことができます。

満足度が下がっている時には運用を見直し、改善策を講じた方が良いでしょう

ブロックされないコンテンツ作り

LINE公式アカウントではブロックされないコンテンツ作りを意識して運用する必要があります。

ブロックされてしまうとメッセージやクーポンを配信してもユーザーには届かなくなってしまうため、その後の施策ができなくなってしまうのです。

ブロックされやすいコンテンツとは、ユーザーにとって興味・お得感のないコンテンツです。

ユーザーの興味関心やニーズを把握し、ユーザーにとって有益だと思えるコンテンツを作っていきましょう。

コンテンツだけでなく、配信頻度や配信の時間帯によってもブロックされやすくなります。

配信頻度は週に1回、月に3~4回くらいが目安とされています。

配信の時間帯は、深夜や早朝などの非常識な時間は避けるようにしましょう。

クーポンやお得な情報を配信する

クーポンやお得な情報を配信し、来店・購入のきっかけ作りや、ユーザーとの関係継続に生かしていきましょう。

クーポンやお得な情報はユーザーにとって魅力的なコンテンツであり、メッセージの開封率やクリック率の上昇、LINE公式アカウントへの満足度アップにもつながります。

何度かクーポンやお得な情報を送っても来店や購入に至らないケースもあるかもしれません。

しかし、LINE公式アカウントでつながって関係を構築し続けることで、ユーザーの購買意欲があがったタイミングに「そういえばあれがあったな」と思い出してもらえるかもしれません。

長期的な視点をもって運用していきましょう。

友だち紹介キャンペーンを実施する

友だち追加の施策として、友だち紹介キャンペーンを実施するのもおすすめです。

人は自分だけで判断するより、知人や友人から紹介してもらった方が購買意欲が上がりやすくなります。

実際に友だち紹介キャンペーンを実施したところ、34%も友だちが増加したケースがありました。

LINE公式アカウントの標準機能で友だち紹介キャンペーンを実施する場合、紹介した側とされた側の確認に手間がかかるのがデメリットです。

CRMツールを使用すれば自社もユーザーも手間をかけずに友達紹介キャンペーンの実施が可能です。

友だち紹介キャンペーンを実施するなら、CRMツールの導入を考えてみても良いでしょう。

目的や規模に合った料金プランを選ぶ

LINE公式アカウントは無料で始められますが、有料プランもあります。

どのプランも使用できる機能に違いはなく、違うのは1ヶ月で送れるメッセージ通数と追加メッセージが配信できるかどうかです。

無料のコミュニケーションプランは、1ヶ月に200通までしか配信できません。

月5,000円のライトプランなら5,000通まで配信できます。

月15,000円のスタンダードプランになると、30,000通まで送ることができ、追加メッセージの配信も可能になります。

1ヶ月に送信するであろうメッセージ通数を想定し、目的や規模に合った料金プランを選びましょう。

	コミュニケーションプラン	ライトプラン	スタンダードプラン
月額固定費	0円	5,000円(税別)	15,000円(税別)
無料メッセージ通数	200通	5,000通	30,000通
追加メッセージ料金	不可	不可	～3円/通

LINE公式アカウントの費用・料金プランについて詳しく知りたい方は【【最新版】LINE公式アカウントの費用・料金プラン│無料版との違いは？ | Number2】の記事をご覧ください。

有料ツールを効果的に取り入れる

LINE公式アカウントの標準機能はすべて無料で使えますが、LINEアカウントの運用目的によってはCRMツールとよばれる有料ツールを効果的に取り入れることも重要です。

CRMツールを取り入れることで、細やかな顧客管理や、LINE上で予約・商品購入ができるなどユーザーが使いやすい機能の実装ができるようになります。

例えば、アンケートをとりたい場合、LINE公式アカウントの標準機能にもアンケートがとれるリサーチ機能があります。

リサーチ機能では、誰がどんな回答をしたのか把握することや、回答内容によって異なるメッセージの配信をすることはできません。

CRMツールを使えばアンケートの回答内容を顧客情報に結び付けたり、回答内容に合わせて異なるメッセージを配信できるようになります。

「こんな機能があったらいいのに」と思っている場合、一度CRMツールで実現可能か調べてみましょう。

LINE公式アカウント運用を成功させた企業の事例

実際にLINE公式アカウントを運用して成功させた企業の事例をご紹介します。

成功事例には自社にも活用できるノウハウが詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください！

事例①顧客満足度を高めて解約率が0.8%低下！【株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ】

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは再生可能エネルギー100%の電気プランを一般家庭に提供するサービス「スマ電CO2ゼロ」を展開しています。

スマ電CO2ゼロではLINE公式アカウントを活用し、解約率が0.8%低下しました。

具体的にはLINE公式アカウントで以下の施策を行ったといいます。

• 請求額を通知(電話番号連携で友だち追加していない人にも通知可能)
• 節電アイディアの紹介
• チャットボットの導入　など

これらの施策によりお客様とのコミュニケーションが活性化され、顧客満足度につながって解約率の減少につながりました。

一方、コールセンターの入電数は3分の1になり、問い合わせ対応のコストは減少しています。

LINE公式アカウントを活用することで、問い合わせ対応のコストを削減しながら顧客満足度が向上できるという、まさにお手本にしたい成功事例の1つです。

(参考：顧客満足度を高めて解約率が0.8%低下！スマ電の「LINE通知メッセージ」活用術｜LINEヤフー for Business)

事例②店内告知とクーポン機能で友だち数8,000人突破！【エンド商事株式会社】

大阪市内で7店舗の業務用スーパーを展開するエンド商事株式会社では、店内告知とクーポン機能を活用して1年間で友だち数8,000人を突破しました。

幅広い年代が利用する業務用スーパーでは、主に若年層が使う他のSNSよりも、ユーザーの年齢層が幅広いLINE公式アカウントの運用がマッチするだろうとLINE公式アカウントの運用を始めたそうです。

店内告知はレジ前以外にも床や壁などユーザーの目線を意識してQRコードのPOPやポスターを掲示し、声掛けも行いました。

友だち登録してもらった人にはクーポンも配信するようにしたところ、高い効果が出たそうです。

友だち追加増加の施策を本格的に始めてから2カ月経過時点で、すべての店舗で150人以上、多い店舗では260人を超える友だち追加につながったといいます。

(参考：店内告知とクーポン機能で友だち数8,000人突破！折り込みチラシも削減した業務用スーパーの友だちの集め方｜LINEヤフー for Business)

事例③店頭にもLINE公式登録促進で見込み客とつながり売上1.4倍!【不動産会社】

株式会社Number2がサポートさせていただいた不動産会社様では、店頭にLINE公式アカウントの友だち追加QRコードを大きく告知したところ、売上が1.4倍になりました。

不動産会社様には「店頭で物件情報を見ている人は多いが来店に結び付かない」「すぐに入居したい人以外の見込み客との接点を持ち続けることが難しい」という課題がありました。

友だち追加QRコードを店頭に大きく告知し、知りたい物件情報がそこから取得できるようにしました。

その後物件案内メッセージを送るようにしたところ、問い合わせが増え、売上が1.4倍に増加しました。

それだけでなく、LINE公式アカウントでつながり続けることで、引越しのタイミングなどの再問い合わせや相談も4倍に増えています。

LINE公式アカウントの運用を成功させよう！

LINE公式アカウントの運用を成功させるには、目的を明確にし、目的達成に向けて配信内容などを工夫して運用することが重要です。

「自社の問題解決には、LINE公式アカウントをどんな風に活用したら良いんだろう？」

「LINE公式アカウントでこんな機能を使ってみたいんだけど、標準機能じゃできなさそう…」

LINE公式アカウントの運用にお悩みの方は、お気軽にNumber2にご相談ください。

Number2は知識と経験豊かな専門スタッフが、独自のメソッドで企画から運用までワンストップでサポートします！

LINE公式アカウントの運用目的に合わせたCRMツールの選定もお任せください！