【無料】LINEショップカードの作り方を解説！活用方法や導入のメリットは？

LINEショップカードの導入を検討しているけれど、「作り方がわからない」「導入によってどんな効果を得られるの？」などの疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、LINEショップカードの導入で得られるメリットや基本的な作り方、効果的な活用方法などをわかりやすく解説します。

本記事を読めば、LINEショップカードを上手に活用し、リピーターを増やして売上を向上させる方法がわかるはずです。

現在、紙やプラスチック製などの物理的なカードを使用している場合は、これを機にLINEショップカードへの移行を検討してみてください。

LINE公式アカウントのショップカードができる3つのこと

LINEショップカードは、企業や店舗がLINE内で簡単にポイントカードを作成できる便利な機能です。

商品の購入やサービス利用、来店特典として、ユーザーにポイントを付与できます。

ここでは、LINEショップカードができる3つのことを詳しく解説します。

1.ポイントカードとして使える

LINEショップカードは、LINE上で発行・管理できるポイントカードです。

ユーザーが店頭でポイント付与用のQRコードを読み取ると、ポイントが自動的に加算されます。

従来のポイントカードは、ポイントを手動で付与する手間がかかり、ユーザーがカードを紛失してしまう心配もありました。

その点、LINEショップカードはスマホさえあればポイントを貯められるため、利便性が非常に高いのが特徴です。

2.特典を付与できる

LINEショップカードでは、ポイント数を1〜50ポイントの範囲で自由に設定でき、指定したポイント数で特典を付与できます。

例えば、5ポイントごとにクーポンを付与したり10ポイントごとに商品引換券を設置したりするなど、特典の数や設置場所の自由な設定が可能です。

特典チケットの内容や有効期限は自由に設定できるため、企業や店舗のニーズにあわせて柔軟に運用できます。

ユーザーは特典が獲得されると、ポイント欄の下にある「獲得した特典チケットを見る」から、保有する特典を確認して利用できます。

特典には【使用済み】ボタンがあるため、同じ特典が複数回利用される心配がありません。

3.リッチメニューに設置できる

LINEショップカードは、LINE公式アカウントのトーク画面下部にあるリッチメニューに設置できます。

リッチメニューは、キーボードエリアに固定表示されるタイル状のメニューです。

目立つ位置に表示されるため、ユーザーはトーク画面を開いた瞬間にショップカードを確認でき、簡単に利用できます。

ユーザーにとっての利便性が向上すると、ショップカードの利用率やリピート率の向上が期待できます。

LINE公式アカウントのショップカードを利用するメリット

LINEショップカードを活用すると、スマートフォン1つで簡単にポイントを管理できるため、顧客と企業・店舗双方にメリットがあります。

ここでは、LINEショップカードの主なメリットを5つ紹介します。

1.LINEで管理するので紛失の心配がない

LINEショップカードを利用すれば、物理的なカードを持ち歩く必要がなくなり、紛失の心配がありません。

「ポイントカードを家に忘れてきました」という顧客の悩みも、LINEショップカードなら解決可能です。

追加のカード発行や、次回来店時にポイントを合算する手間が省け、効率的に運用できます。

2.印刷や管理のコストを削減できる

LINEショップカードを利用すると、印刷や管理にかかるコストを大幅に削減できます。

従来のポイントカードでは、デザインや印刷の費用が発生し、その管理にも手間がかかりました。

その点、LINEショップカードは、LINE公式アカウントがあれば無料で作成でき、コストを抑えた運用が可能です。

3.来店履歴などの細かい分析ができる

LINEショップカードを利用すると、来店履歴やポイントの付与状況などを細かく分析できます。

集客や販売促進の効果を高めるための重要なデータを、簡単に収集できるのが特徴です。

管理画面上で、分析＞ツール＞ショップカードの順に進むと、以下の項目を確認できます。

• 有効カードの枚数
• 発行済みカード
• 付与ポイントの合計
• 来店ポイント
• カード取得ボーナス
• 有効期限切れ
• 発行済み特典チケット
• 使用済み特典チケット
• 使用率
• ポイント利用ユーザー名
• 各ユーザーのポイント数

同様に管理画面上で、ホーム＞ツール＞ショップカード＞ポイント付与履歴の順に進むと、以下の項目を確認できます。

• 日付
• 時刻
• ポイントタイプ
• 付与ポイント
• お客様ID

多岐にわたる項目を確認でき、ポイントカードの活用状況や顧客の行動パターンの把握が可能です。

例えば、発行済みカードが多いにもかかわらず有効期限切れが多い場合は、ポイント付与の条件を見直すと良いかもしれません。

特典チケットの使用率が低い場合は、特典内容を見直すと顧客の利用意欲を高められます。

データに基づく改善を繰り返すと、ショップカードの効果を最大限に発揮できます。

4.リピーター獲得につながる

LINEショップカードは、リピーターの獲得に非常に有効です。

LINEショップカードを使用すれば、ポイント獲得の機会損失が減るため、ポイントを貯めるユーザーが増えます。

ポイントに関心がないユーザーでも、特典が近づくとポイントを貯める意識が高まり、リピート率の向上が期待できるでしょう。

また、一定のポイントが貯まるごとに特典を提供すると、継続的な利用を促せます。

500円クーポンや商品プレゼント、無料コンサルティングなど、ユーザーを引きつける魅力的な特典を用意しましょう。

5.友だち獲得につながる

LINEショップカードでユーザーがポイントを貯めるためには、アカウントを友だち追加する必要があるため、自然な流れで友だちを獲得できます。

LINE公式アカウントの友だち数が増えると、キャンペーンやイベント情報をより多くの人に届けられます。

LINEのショップカードの作成・設置方法

ここでは、LINEショップカードの具体的な作成方法を実際の作業画面を用いて解説します。

基本のショップカードの作り方

LINEショップカードの基本的な作成方法は以下の7ステップです。

以下の手順に沿って登録を進めてみましょう。

ステップ1.ショップカード作成画面を開く

公式LINEアカウントの管理画面から、ホーム＞ショップカードの順に進み、【ショップカードを作成】をクリックします。

ステップ2.背景画像・デザインの設定

カード設定画面の【背景画像】に画像をアップロードします。

アップロードできるのは、3MB以下の画像（ファイル形式：JPG、JPEG、PNG）のみです。

次に【デザイン】から好きなデザインを選択します。

デザインは5種類のLINE FRIENDSキャラクターと5種類のカラー、合計10種類が展開されているため、企業や店舗の雰囲気やコンセプトとあったものを選びましょう。

なお、選択したデザインはプレビューで確認可能です。

ステップ3.ゴールまでのポイント数・特典の設定

【ゴールまでのポイント数】を1〜50から選択します。

【ゴール特典】は、ポイント数がゴールに到達した際に提供する特典で、設定が必須です。※具体的な特典の作成方法は後述します。

【ポイント特典】は、ゴール到達前に付与される中間ゴール特典です。

ステップ4.カード有効期限・通知設定

【カード有効期限】と【有効期限の通知】を設定します。

どちらも、LINEショップカード公開後は設定を変更できないため注意が必要です。

カード有効期限は以下3つから選択でき、有効期限は最大9年11ヶ月後まで設定できます。

• 最終利用日から◯年◯カ月
• 初回利用日から◯年◯カ月
• 設定しない

有効期限の通知は以下7つから選択可能です。

• 有効期限の前日
• 有効期限から3日前
• 有効期限から1週間前
• 有効期限から2週間前
• 有効期限から3週間前
• 有効期限から1カ月前
• 通知しない

ステップ5.カード取得ボーナスの設定

【カード取得ボーナス】とは、ユーザーが新たにショップカードを取得した際に自動的に付与されるポイントです。

ポイントの設定は任意で、初回にボーナスポイントを付与しない場合は「0ポイント」と設定します。

ステップ6.ポイント取得制限の設定

【ポイント取得制限】は、不正ポイントの取得を防ぐための機能です。

例えば、一度の来店で複数ポイントを貯められないように制限できます。

ポイント取得制限の設定は、以下の3つから選択可能です。

• 同日中に同じお客さまへのポイント付与を許可しない（0:00にリセット）
• 指定時間内に同じお客さまへのポイント付与を許可しない
• 制限しない

ステップ7.利用ガイドの明記

【利用ガイド】は、初期設定の段階で一般的なガイドラインがすでに入力されています。

必要に応じて、修正や加筆を行ってください。

記入後に【保存してカードを公開】のボタンをクリックすると、作成完了です。

特典チケットの作り方

ここでは、前述したステップ3の特典チケットの作成方法を解説します。

ステップ1.特典チケットを選択・作成する

【ゴール特典 】の【特典チケットを選択】をクリックし、【特典チケットを作成】をクリックします。

ステップ2.デザイン・特典チケット名の設定

特典チケットを作成する設定画面が開いたら、【デザイン】と【特典チケット名】を設定します。

【デザイン】は、レッドとブルー、パープルの3色から選択可能です。

【特典チケット名】は、30文字以内でわかりやすい名称に設定しましょう。

プレビューで、選択したデザインと設定した特典チケット名を確認できます。

ステップ3.利用ガイドの明記

【利用ガイド】は、初期設定の段階で一般的なガイドラインがすでに入力されているため、必要に応じて修正や加筆を行ってください。

ステップ4.​​特典チケットの有効期限の設定

【特典チケットの有効期限】の設定​​は以下2つから選択でき、有効期限は最大9年11ヶ月後まで設定できます。

• 特典チケット獲得日から◯年◯カ月
• 期限なし

ステップ5.特典画像の設定

特典画像とは、特典チケットに表示させる画像です。

特典がコーヒー1杯プレゼントならコーヒーの画像、クーポンなら「◯◯円OFF」など、特典内容にあわせた画像を設定するのがおすすめです。

10MB以下の写真（ファイル形式：JPG、JPEG、PNG）のみアップロードできます。

記入後に【保存】のボタンをクリックすると、作成完了です。

ランクアップカードの作り方

ランクアップカードとは、ショップカードがゴールに到達したユーザー向けの次のショップカードです。最初のショップカードとは異なる特典を設定でき、より豪華な特典を用意すると、ユーザーの来店意欲やリピート率を高められます。

ここでは、ランクアップカードの作り方を詳しく解説します。

ステップ1.デザインの設定

カード設定画面の一番下に表示されている【保存してランクアップカードを作成】をクリックし、ランクアップカード設定画面を開きます。

【デザイン】は、5種類のLINE FRIENDSキャラクターと5種類のカラー、合計10種類から選択可能です。

選択したデザインはプレビューで確認可能できます。

ステップ2.ゴールまでのポイント数・特典の設定

【ゴールまでのポイント数】は、1〜50の範囲で選択できます。

【ゴール特典】はポイント数がゴールに到達した際に提供する特典で、設定が必要です。

【ポイント特典】は、ゴール到達前に付与される中間ゴール特典です。

設定方法は、基本的なショップカードの作成方法と同様です。

設定後は【保存】をクリックしましょう。

LINEのショップカードを有効活用する4つのポイント

基本的なLINEショップカードを作成できたら、利用効果を高めるためにも以下4つのポイントを押さえましょう。

1.初回ボーナスや初回特典をつける

ユーザーがLINEショップカードを取得した際に、初回ボーナスとして普段よりも多くのポイントを付与できます。

初回特典として、クーポンや商品プレゼントなどを設定しても良いでしょう。

例えば、「初回は特別に2ポイント付与」といった特典を提供すると、ユーザーにお得感を感じてもらいやすくなり、公式LINEへの友だち追加を促すことが可能です。

実際に、焼肉レストランの安楽亭では、友だち追加してくれたユーザー向けに「ソフトドリンク無料」「ポテトフライ無料」「シューアイス無料」の3つの特典をプレゼントしています。

ファッション通販サイトのSHIENでは、新規友だち追加者限定の特典として、商品購入時に使用できるクーポンをプレゼントしています。

2.ゴールまでのハードルは低めに設定する

ユーザーが特典を受け取れる「ゴール」を達成するためのポイント数は、低めに設定するのがおすすめです。

例えば、「3回の来店で◯◯をプレゼント」といった具体的な特典を示すと、ユーザーが来店しやすくなります。

このように、ハードルを低く設定すると再来店のきっかけを作りやすくなり、リピーターの増加を期待できます。

3.中間ゴールを細かく設定する

中間ポイントに到達するたびに小さな特典を付与し、ゴールに近づくほど特典内容をグレードアップさせるのがおすすめです。

例えば、「3回目の来店でミニクーポン、5回目でさらに豪華特典をプレゼント」というように段階的に特典を用意すると、ユーザーの再来店のモチベーションを維持しやすくなります。

4.リッチメニューの押しやすい位置に設置する

リッチメニューにショップカードを表示する際は、目につきやすく押しやすい位置に配置しましょう。

利用者の利便性が向上し、ショップカードの利用率が上がると、リピート率の向上につながります。

なお、ショップカードをリッチメニューに設定する方法は以下の通りです。

1. サイドバーの【リッチメニュー】を選択し、【作成】をクリックします。
2. 基本設定で【タイトル】と【表示期間】を入力します。
3. コンテンツ設定画面の【タイプ】の項目で【ショップカード】を選択すると、自動でリンクが設定されます。
4. 【保存】をクリックして設定完了です。

リッチメニューの詳しい設定方法は以下の記事をご覧ください。

LINE公式アカウントのリッチメニュー作成方法！効果的な活用術 | Number2

【もっとショップカードを活用したい！】LINE拡張ツールでできること

LINE公式アカウントのショップカードは、無料で簡単に作れるメリットがあります。

しかし、デザインの自由度が低く、特典の選択肢が限られているなどのデメリットもあります。

特にデザインにはLINEキャラクターが表示されるため、企業や店舗の雰囲気にそぐわない場合もあるでしょう。

その場合には、LINE公式アカウントをさらに便利にする、LINE拡張ツールの導入がおすすめです。

ここでは、代表的な拡張機能であるLステップを例に、LINE拡張ツールでできることを詳しく解説します。

サービスにあったデザインに変更できる

LINE公式アカウントのショップカードは、テンプレートデザインしか使用できず、カスタマイズできるのは背景画像のみです。

高級レストランやサロンなど、独自のブランドイメージを大切にする店舗にとっては、テンプレートのデザインが違和感を与える場合があります。

その点、Lステップを利用すればショップカードのデザインを自由に設定でき、企業や店舗のイメージにあった運用が可能です。

独自の特典を自由に設定できる

LINE公式アカウントのショップカード機能では、割引や無料クーポンといった特典が中心です。

Lステップを利用すれば、動画やPDFリンク、オンラインセミナーの入場券など、多様な特典を設定できます。

また、Lステップを活用すれば、イベントやセミナーの申し込みからアフターフォローまでの自動化が可能です。

個別にメッセージを送る手間や時間も大幅に節約できます。

ショップカード利用者の分析ができる

Lステップを利用すると、誰が、いつ、どれくらいショップカードを利用しているかをデータとして蓄積・活用できます。

例えば、指定枚数以上のショップカードを利用したユーザーに特別な特典を送ることや、最後の利用日から一定期間経過したユーザーに自動でリマインダーメッセージを送ることが可能です。

LINE公式アカウントの場合、ショップカードと友だち情報を紐づけられないため、このような活用はできません。

LINEのショップカードを集客＆売上に有効活用しよう

LINEショップカードは、集客力と売上向上に効果的なツールです。

ユーザーはスマホ1つで簡単にポイントを貯められ、特典を受け取れるため、来店頻度が増加します。

また、初回特典や中間ゴールを設定すると、ユーザーの関心を引き、利用頻度を高められます。

LINE公式アカウントを有効に活用するためには、専門家に相談するのがおすすめです。

URAKATA LINEでは、目的に応じたLINE公式アカウントの作成・運用や貴社にあわせたCRMツールの選定、LINE×SNSのマーケティング支援などを実施しています。

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