Lステップで大丈夫？LINE運用に必須のCRMツール6選を徹底解説！

LINEは9,600万人のユーザーがいる、国内でも最大のSNSです。

このLINEを活用することで、さまざまな企業、店舗で集客や売上をアップさせられます。

LINE公式アカウントにはマーケティングに役立つさまざまな機能が揃っていますが、公式の機能だけでは本格的な分析、施策には不十分です。

拡張ツールの一つとしてLステップが有名ですが、「人気だから」「検索ですぐに出てくるから」など安易な理由でLステップを選ぶと後悔する可能性があります。

本記事では、Lステップを始めLINE公式アカウントの運用に役立つCRMツールについて、徹底的に解説します。

LINE公式の標準機能だけでは不十分？CRMツールとは

LINE公式アカウントの運用は、基本的に以下の流れに沿っておこないます。

1. ユーザーに友だち追加してもらう
2. 魅力的なメッセージを配信する
3. リッチメニューなどでユーザーの行動を起こす
4. ユーザーの行動を分析する
5. ユーザーごと、行動ごとに効果的な戦略を考える
6. 戦略をもとに施策をおこない、改善を繰り返す

LINEの公式アカウントにはメッセージ配信やクーポン配布などさまざまな機能がありますが、上記のPDCAを円滑にまわすには物足りません。

LINE公式アカウントは基本無料で利用でき、有料プランもありますが、これはメッセージの配信数によって金額が変動するもので、料金を支払えば機能が充実するわけではありません。

そこで役立つのが、LINEの拡張機能であるCRMツールです。

CRMツールを用いると、上記PDCAを円滑にまわせるようになり、ビジネスとしてのLINE運用を飛躍的に効率化してくれます。

LINEのCRMツールでは何ができるのか、その詳細を見てみましょう。

「流入分析」ユーザーがどこから来たのか

CRMツールができることの一つ目として、「流入分析」があります。

流入分析は「何がきっかけでLINEのお友だち登録をしたのか」「どのボタンから申し込みやクーポン利用につながったのか」などを分析するものです。

• どの店舗からの流入が多いのか
• どのコンテンツから友だち追加にいたったのか
• 友だちの招待から友だち登録をしたのか

などがわかり、強化すべきポイント、より伸ばしていくべきポイントを考えたうえで的確な施策をスタートできます。

ユーザーごとに最適なアプローチができる

例えばトレーニングジムがCRMツールで流入分析をした場合、まだ来店していない見込み客には「無料体験」に関するメッセージを配信、来店してくれたユーザーには「入会費無料」などのメッセージをそれぞれに送ることが可能です。

ユーザー一人ひとりによって興味関心やニーズは違うため、より効果的なアプローチをするために流入分析は重要です。

反対に、ユーザーに対して不要なメッセージを送ることがなくなり、ブロック率の低下にもつながります。

リアルタイムの情報を届けられる

LINE公式アカウントだけでは、友だち登録をしてもらったタイミングでリアルタイムの情報を渡せないことがあります。

入会キャンペーンが終わっていたり、限定メニューの提供が終わっていたりすると、せっかく友だち追加してもらえてもすぐにブロックされてしまいます。

LINEは手軽に友だち登録ができるのがメリットですが、一方でブロックしやすいというデメリットもあります。

不要な情報を送っている、適切な情報を送れていないなどの状態が続くと、どんな施策を検討してもブロック率は高まってしまいます。

個人の営業成績の分析にも

ＣＲＭツールの使い方の応用として、従業員の営業成績を分析するという使い方もできます。

従業員の名刺にLINEのQRコードを記載し、読み込めるようにしておけば、どの従業員から流入があったのかを簡単に比較、分析できます。

営業成績のいい従業員がどのようなテクニックを使っているのか共有できれば、全体の営業成績アップにつながるでしょう。

スタッフのモチベーションを上げることも、企業の運営には重要です。

「アンケートでタグづけ」でセグメント配信

「アンケートでタグづけ」はユーザーの特徴を自動で分析、タグづけできる機能です。

LINEのお友だち登録をしてもらった最初のあいさつメッセージでは、このアンケート機能を活用することがおすすめです。

• 居住エリア
• 好きなもの
• 年齢や職業などの属性

をアンケートで聞き出すことで、CRMツールは自動でユーザーを分析してくれます。

例えば、「九州に住んでいてお酒を飲むのが好き」なユーザーに対しては「九州の地ビールまつり」の情報などを送ることが可能です。

反対に、東京に住んでいてスイーツが好きな人に対してはこのような不要な情報を送らずに済むため、ブロック率の低下につながります。

あいさつメッセージで面倒なアンケートを送るとブロックされてしまう確率が高まるので、「アンケートに回答してくれた人限定で30％オフクーポンプレゼント」などの特典をつけることも忘れないようにしましょう。

「行動履歴」で個別のアプローチ

「行動履歴」は、LINE公式の画面のなかでユーザーがどのような行動をしたのかがわかります。

• リッチメニューのどのボタンを押したか
• クーポンに興味があるか

など、ユーザーごとに行動履歴を管理できます。

例えば、リッチメニューで価格表をチェックしているならもう一押し背中を押すようなメッセージを送る、何も行動していないならよりサービスや商品の魅力を伝える、などの個別の施策を用意できます。

webマーケティングでは、見込み客に対するアプローチで一番効果があるのは、資料請求をしたとき、価格表を見たときといわれています。

LINEで価格表を掲載し、そのボタンを押した人にだけより詳しいメッセージを送るということも可能です。

ステップ配信でより個別のアプローチを

「行動履歴」を駆使して、ステップ配信をより効果的に活用することも可能です。

ステップ配信とは、1日目、2日目、3日目とステップを追ってメッセージを配信できる機能のことです。

LINE公式アカウントでもステップ配信はできますが、個別のユーザーに対するアプローチはできません。

CRMツールを使うと、ユーザーの行動履歴に適したメッセージを送れます。

例えば、1回目のメッセージでリンクをタップした人には具体的なメッセージを送る、リンクをタップしなかった人には魅力が伝わるメッセージを送るといったことが可能です。

ユーザーの行動に対して配信内容を無数に用意できますが、最初にメッセージの設定をしておけばいいので人件費などのコストカットにもつながります。

予約をした人にリマインドを送ることも可能

CRMツールによっては、予約機能ができるものもあります。

LINEをとおして予約したユーザーに対してのみ「予約日3日前です」などのメッセージを送ることが可能です。

来店漏れを防ぎ、売上につながるだけでなく顧客が予約やキャンセルをする手間を省くこともできますよ。

Lステップは中小企業には不向き！おすすめCRMツール6選！

LINE公式アカウントの運用に便利なCRMツールですが、その種類は30種類以上あります。

それぞれに違った特徴があり、自社には何が最適なのかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

LINEのCRMツールとして有名なのがLステップですが、Lステップは中小企業が利用するには料金が高く、使いこなせない可能性もあります。

Lステップは月額2,980円というお手頃な価格で始められるツールですが、上記で紹介した流入分析、アンケートでタグ付け、行動履歴などをおこなうためには課金しなければなりません。

合計で毎月5万円以上かかり、メッセージの配信数も一定数を越えるとその都度課金制になります。

日本の企業の99.7％を占めるといわれている中小企業にとって、毎月マーケティングにそれだけの予算を使うのは難しいですよね。

「なんとなく有名だからLステップでいいや」と考えていると、コストが売上や集客に見合わず後悔してしまうかもしれません。

業態や予算に合わせて最適なCRMツールを6つ紹介するので、早速チェックしていきましょう！

L Messageならお手頃価格でLINE運用ができる

L Messageは、LINECRMツールのなかでも上記で紹介した重要機能3つが揃って10,780円で利用できます。

配信数に縛りはなく、従量課金制ではないのも嬉しいポイントです。

離脱ポップアップを取り込めるので、webコンテンツからの流入分析も可能です。

専用アプリがあり、スマホでも簡単に設定ができるのも嬉しいポイントです。

マーケティングに予算を使えないBtoB向きでもあるので、「LINE公式アカウントはBtoC向けなのでは？」と思っている企業にこそ試してみてほしいツールです。

リピートラインは連携できるECサイトが多い

ECサイトはCRMツール選びが難しいですが、そのなかでもおすすめなのがリピートラインです。

リピートラインは連携できるECサイトの数が多く、マイナーなECサイトを運用している企業でも使いやすいです。

金額は月額5万円とやや高めですが、ある程度の規模感の企業であれば十分に検討の余地はあるといえるでしょう。

また、ECカード用のツールは5万円以上かかるツールも多いので、リピートラインは割安でもあります。

ECAIは無料で使える機能が多い

ECAIは無料で使える機能が多く、ECサイトを始めたばかりの企業に向いています。

連携できるECサイトはリピートラインよりも少ないので、自社が使っているECサイトがECAIに連携しているか確認しましょう。

また、カートと連携なしで導入できる点も、ECAIの魅力です。

COMSBIなら情報を一元管理できる

COMSBIは、企業の各店舗、各営業所の情報を一元管理できるCRMツールです。

本社からでも、店舗からでも運営ができるので、本店から大きなキャンペーンの施策を打ち、各店舗から地域のイベントに根差したキャンペーンの施策を打つという使い方もできます。

本社と店舗の連携ができれば、双方のすれ違いを防ぎ、より力を合わせて売上アップにつなげられます。

また、A店で獲得したクーポンをB店で使った、などの場合、A店の売上は減るもののまずA店でのクーポン獲得がリピートにつながったことがわかるので、適正な評価ができる点も魅力です。

COMSBIはスタンプ機能もあるので、複数店舗でのお買い物でスタンプラリーを開催するなど、買い回りのキャンペーンにも活用できます。

全国展開している店舗や、複数のブランドを抱えているECサイトなどにおすすめです。

kuzenは顧客管理システムを連携

kuzenは、顧客管理に関するシステムをすべて連携できるCRMツールです。

• 受注管理
• 販売管理
• 精算管理
• 会計管理

などを一元化でき、ユーザーの情報に合わせて的確なセグメント配信、キャンペーン情報の配信などが可能です。

ユーザーが求めている情報を届け、不要な情報は届けないといった施策を打てるので、反応率アップ、ブロック率ダウンを目指せます。

リニーはセキュリティ面を強化できる

BtoB向けのサービスを展開している企業には、リニーがおすすめです。

リニーの最大の魅力はセキュリティ面です。

通信を暗号化し、脆弱性診断を実施しているため、顧客の個人情報などを徹底的に守ることが可能です。

そのセキュリティ面の強固さから、大手企業、官公庁などの導入実績も多いです。

ユーザーの個人情報を慎重に取り扱いたいクリニックなどの事業でも、リニーなら安心してLINE公式アカウントの運用ができるでしょう。

ECサイト運営でCRMツールを最大限に活用する方法3選

LINEのCRMツールは上記で紹介したようにコストや内容がそれぞれ違うため、最適なツール選びが重要です。

なかでもECサイトはツール選びが非常に難しく、初心者は迷ってしまいます。

例えば、ECサイト運営でLINEのCRMツールがどのように活かせるのかを見てみましょう。

カゴ落ちリマインド配信

ECサイト運営にとってもっとも大切にしたいのが、商品をカゴに入れたまま決済をせずに忘れられてしまうカゴ落ちを防ぐことですよね。

LINE公式アカウントを活用すれば、カゴ落ちになりそうな商品がある場合LINEでリマインドの通知ができます。

ECサイトがLINEでカゴ落ちリマインドを取り入れたことで、売上が30％アップしたという事例もあります。

例えば、電車に乗っているときにクレジットカードの番号を入力できず、そのまま忘れていた…という人は意外と多いです。

購買意欲はあるもののタイミングが合わずに買い逃してしまったという層に対してアプローチできるので、ECサイト運営者はLINEのリマインド機能があるCRMツールを選びましょう。

出荷日を起点にしたステップ配信

定期購入してほしい商品を販売しているECサイトなら、出荷日を起点としてステップ配信ができるCRMツールがおすすめです。

まずはモニターとして低価格で商品を購入してもらい、出荷日に「商品は届きましたか？」と連絡します。

その後、3日後に商品を利用した人の口コミを配信したり、効果的な使い方を配信したりすることが可能です。

メッセージを開封してくれている、反応率がいい場合は、お得に定期購入できるコースを紹介するなど、いわばインサイドセールスの役割を果たしてくれます。

従来は営業担当者が逐一電話をかけたりDMを送ったりしていましたが、LINEのCRMツールを使えばこれらを自動化することが可能です。

従業員の負担を減らせるだけでなく、総合的に見るとお得に営業ができ、なおかつ効果的なアプローチができます。

自動ステータス判別

ユーザーのステータスを自動で判別できる機能も、ECサイトがLINECRMツールを導入する際に見逃せません。

未購入のユーザー、モニターのユーザー、リピーターのユーザーなど、ユーザーに合わせたメッセージやキャンペーン情報を送ることで効果的なアプローチが可能です。

CRMならこれまでの顧客データなども連携でき、入力や管理の手間も大幅に軽減できるというメリットもあります。

複数の事業でLINEを運用するなら一元管理機能が便利！

事業を複数持っている場合、LINE公式アカウントは複数作成したほうがいいか迷いますよね。

結論からいえば、一つの企業で複数の事業を展開していたとしても、LINE公式アカウントは一つで問題ありません。

• 配信するメッセージが多すぎると従量課金が発生するのでは？
• 一つのアカウントでは業務負担が膨大になるのでは？

といった疑問を感じる方も多いでしょう。

ですが、事業ごとにアカウントを作ると逆に管理が大変になり、ひとつひとつにログインしなければならない、それぞれにＣＲＭツールを導入しなければならないなどの問題が発生します。

LINEのCRMツールのなかでもユーザーの判別、セグメント配信ができるものを選べば、アカウントが一つでもそれぞれのユーザーに最適なメッセージを配信することが可能です。

複数のブランドを運営している、複数の店舗が入っている商業施設を運営している、飲食店と美容院などまったく違う事業を展開しているなどの企業でも、ユーザーの一元管理機能、セグメント配信を活用してマーケティングに役立てましょう。

BtoC向き？BtoBこそLINE公式を使うべき！

LINE公式アカウントは飲食店、美容院、ECサイトなど、BtoCで取り入れるべきツールという説が一般的です。

ですが、URAKATA LINEではBtoBこそLINEをマーケティングに取り入れるべきと考えています。

これまでも、BtoC向きとして始まったマーケティングの手法がBtoBに取り入れられるようになった事例は無数にあります。

例えば、Instagramは当初写真を投稿して楽しむだけのSNSでしたが、近年はBtoCを始めBtoB向きのマーケティングにも使われています。

逆にいえば、まだBtoBで取り入れている企業が少ないLINEを今マーケティングに取り入れることによって、他社と圧倒的な差をつけられるでしょう。

LINEは毎日8,000万人が使っている、国内最大のSNSです。

このチャンスを逃さず、BtoBのマーケティングに有効活用していきましょう！

最適なLINEのCRMツールの相談ならURAKATA LINEへ！

LINE公式アカウントはマーケティングに有効な今注目されているツールですが、公式の機能だけでは本格的なマーケティングには物足りません。

標準機能だけではできないことが多いですが、それを克服してより便利なものにしてくれるのがCRMツールです。

LINE公式アカウントに活用できるCRMツールは30種類以上あり、業種や予算に応じて最適なツールを選ぶ必要があります。

URAKATA LINEでは、これまでのLINE運用代行や構築のノウハウをもとに、業種や予算などに応じた最適なCRMツールの提案をおこなっています。

• LINE運用を始めたいものの何からすればいいかわからない
• CRMって本当に必要なのかわからない
• 自社のサービスに合うツールを教えてほしい

など、LINE公式アカウントの運用でお悩みの方はぜひ一度URAKATA LINEにご相談ください。

無料のLINE診断や30分のカウンセリングなども用意しているので、まずは気軽に以下のリンクをチェックしてみてくださいね。